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薬物による歯の変色
「テトラサイクリン」という抗生剤の服用によって、色素が象牙質に沈着し、歯が変色してしまう場合があります。乳児~7歳くらいの時期は、象牙質が永久歯にできてきます。その間に、長期間テトラサイクリンを服用すると、生え変わった永久歯が、かなり濃い色になってしまったり、しま模様が歯にできたりしてしまいます。現れる色は、茶色やオレンジ、グレーなど、薬の種類によって異なります。歯が濃い色になってしまった場合、ホワイトニングを行っただけでは、きれいな白色の歯にすることが難しい場合もあります。
また、エナメル質が形成される時期に、フッ素を多量に摂取すると、白い斑点が歯にできてしまったり、一箇所が茶褐色になってしまったりすることもあります。ホワイトニングでこの斑点を改善しようとしても、逆に目立ってしまうことがあるので注意しましょう。軽い変色の場合は、ホワイトニングを行えば改善することもあります。
それでは、薬物によって変色してしまった歯を、白く治療する方法を紹介します。
「ホワイトニング」・・・グレーの濃いしま模様は、きれいに消すことは難しいですが、色を薄くして目立たなくすることは可能です。
「ラミネートベニア」・・・ホワイトニングを行って効果がない場合でも、この方法ならしま模様をなくすことができます。
また、ラミネートべニアはとても薄いので、ラミネートベニア治療を行う前に、下地の歯をホワイトニングすることで、より美しい仕上がりになります。
歯のホワイトニングの注意点